google.com, pub-5466711727949766, DIRECT, f08c47fec0942fa0 マイアミの飛行艇-旅するように暮らしたい

マイアミの飛行艇

2020/09/18

アメリカ 飛行機

t f B! P L

1992年にマイアミへ撮影にいきました。

フロリダ州マイアミ

マイアミはアメリカ合衆国の南東に位置しています。そのマイアミからカリブ海に向けて点々と島々が列をつくっています。この島々をフロリダ・キーズといいます。キーウエスト、キーラーゴ、7マイルブリッジなどはご存知の方も多いと思います。

フリーウェイ1号線が島々を結んでるので終点のキーウエストまで車で行くことが出来ます。カリビアンブルーの海を真っ白い橋の道が進んでいます。キーウエストはヘミングウェイの家で有名ですよね。









セブンマイルブリッジは文字通り7マイル (11.3キロ) も続く水上の1本道です。シュワちゃんの映画「トゥルーライズ」のラストで戦闘機ハリアーから攻撃されるシーンの撮影で使われました。

ハリアーは海兵隊から無料でレンタルされたそうですが燃料代やハリアーPAD (離着陸設備) の費用が50万ドル以上掛かったそうです。スパイ映画ですが大爆笑できる名作でしたね。




公式サイトより引用



我々の撮影目的はマイアミの運河から離水する水上飛行艇でした。
乗客18名位が乗れる小型の水上飛行機です。機種はグラマン マラード、双発のプロペラ機です。ややクラシカルな飛行機です。

主に観光客を乗せてバハマを行き来する飛行コースです。マイアミからカリブ海へ伸びている島々を下に見ながらバハマやナッソーのパラダイス・アイランドへ飛んでいます。

宮崎アニメの「紅の豚」と近い世界があります。あちらはヨーロッパですが。。。




公式サイトより引用



公式サイトより引用




我々のチームはマイアミで離水と着水を複数カ所で撮影しました。車で運河の周りをぐるぐる廻り、時刻表を気にしながら大慌てで撮影ポイントを探したのを思い出します。

翌日は我々が乗込み、機内からの景色やコックピットを撮影していました。すると機長が「降りてみようか。面白いぞ!」とカリブ海へ下降をはじめました。チームは大喜びで着水シーンを撮影できました。



やがて機体は止まり、海にプカプカと浮かんでいると言う不思議な状況になりました。キャプテンは機体後部の防水ドアを開けます。するとドアの30センチ下に水面が見えました。飛行機に乗ったはずなのに、なぜか船で海面を見て戸惑うという貴重な経験をさせてくれました。

キャプテンの粋な計らいに感謝です。また自由に着水出来るという事は飛行機にとって画期的な出来事だと理解しました。



公式サイトより引用



キャプテンはエアマットをロープで結び、海に投げて水着で日光浴をはじめました。「君たちも泳いだらどうだ」と自由すぎる発言で我々を笑わせてくれました。

眩しい太陽、エンジン音もなく島影も見えない、静かでのんびりとした光景は今も忘れられません。

カリブ海で驚いたのは透明なのに紺色なんです。例えばブルーのガラス瓶に近いと言えば伝わるでしょうか。これがカリビアンブルーでした。



公式サイトより引用




この飛行艇はチョークス・オーシャン・エアウェイズという航空会社が運行していました。2007年に倒産しましたが、もし今も存続していれば世界最古の航空会社と呼ばれていたはずです。

このときのエピソードはまだまだありますが、続きはまた別の機会にお話したいと思います。





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2022年現在、65歳のシニア世代の自分が感じたことを発信したいと思ったのが出発点です。やってみて良かったこと。買ってよかった物。試してみたら意外と楽しい事、また得したこと等を記録していこうと思います。

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