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シニアと言ってもオジサンくさい映画ばかりではありません。
「斬新な作品から王道の名作まで」幅広くおすすめします。
それでは、どうぞ〜。
映画「プロミシング・ヤング・ウーマン」Promising Young Woman 2020年 アメリカ
「プロミシング・ヤング・ウーマン」
— コーダイ (@Gorilla_Island2) December 23, 2022
華麗なる復讐劇、醜く蔓延る社会への最大限のブチギレ表現!!
重いテーマをポップな色彩演出でアメリカンカルチャーなエンタメに昇華させてしまう見事さ。そして言いしれぬ”怖さ”。男女誰もが共犯者になり得る彼女達の脅迫に、少しアソコがヒュンってなりました。 pic.twitter.com/cIWRoKLQBB
毒を吐く映画ってありますよね。私自身はあまり好きではありませんが。この映画は、世の中のゲスな男たちに鉄槌を下す「復讐の天使」となった女性の物語です。第93回アカデミー脚本賞を受賞しています。
冒頭から引き込まれる設定でした。夜な夜なバーに現れては1人で酔いつぶれたふりをしている女。男たちは「あんなに酔っていたらお持ち帰りだな!」「誘ってみろよ!」と笑い合う。
男の部屋やホテルで彼女は「何をしてるんだ!」と反撃します。男たちは「このサイコ女!」とか「狂ってる!」と罵り逃げていきます。なぜ彼女はこんな復讐劇を続けるのか?徐々にその理由が明らかになります。
< 総合評価&あらすじ >
見終わった時の感想は正直言って「胸くそ悪い」です。男たちのエゴがどれほど酷く女性の人生を台無しにしてきたか、その恐ろしさをまざまざと見せつけられるのですからたまりませんです。
しかしそんな映画に限って見終わってからしばらく頭や胸に残ります。
なので、満点少し手前の4.7です。(5点満点で)
< 印象に残ったシーン >
復讐の鬼となっていた彼女が男性に恋をします。その時のキャシーはとてもきれいに見えます。主演のキャリー・マリガンはヘアメイク・スタッフの力を借りて美しく変身しています。女優の表現力と計算はすごいですね。
恋をして優しい顔になったキャシーは彼を両親にも紹介して、彼との未来も考えられるようになりました。しかし、その幸せもとても短い時間で終わります。何故ならその男も復讐の対象だったのです。(恐!)
< 衝撃のラストシーン >
それと最も恐ろしいのは、なんと言っても復讐劇のクライマックス・シーンです。詳しくはお話できませんが、何とも言えないラストシーンでした。「救いがない」とか「悲しい運命」としか思えませんでした。
多くの人々がレヴューを書き込んでいますが、「世の男性たちに見て欲しい」とか「恋人同士で見て欲しい」という声が目立ちましたね。もう一度繰り返しになりますが、見ても幸せ感はありません。
むしろ心が沈みます。その点だけご注意下さい。それでもアカデミー脚本賞に輝いた名作であることは間違いないでしょう。監督・脚本はエメラルド・フェネル。彼女の長編デビュー作は世界で好評を博しました。
#映画の中の女子たち#ラストナイト・イン・ソーホー pic.twitter.com/InhDZ6ySnz
— カミーヤ・ビダン (@eycpH9xX852Z4iW) December 19, 2022
割と近い感じの世界観で好評の映画「ラストナイト・イン・ソーホー」これも名作でした。比較されることが多い2本の映画ですが、どちらの映画も衝撃のラストシーンが待っていました。
このラストシーンも素晴らしい展開で、私は全く読めていませんでした。良い意味で完全に騙されてしまいました。新しいアイデアがドンドン生まれているんですね!こちらの映画は見た後も爽やかでしたよ〜。オススメです。
今回の映画「プロミシング・ヤング・ウーマン」には心を揺さぶられました。「苦しくて悲しい」映画と言えるでしょう。幸せな映画が好きな私ですがこの映画は当分の間、残り続けるような気がします。
すごいですね〜。すごいですね〜。(淀川長治風に)
これは分かる人しか分からないでしょうね。
それでは、また~。
それでは、また~。
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