先日、良い夫婦の日(11月22日)がありましたよね。
今回は、夫婦の不思議と謎に関する話題です。
私も今年で66歳になりましたので、とても若いとは言えません。立派なシニア世代ですね。気持ち的には40〜50歳のつもりなんですが、肉体はそうは行きません。結婚して40年です。あっという間でしたね。
これまでに本当に色んな経験をしました。それでもすべてを悟りましたとはとても言えません。年齢的にも経験的にもまだまだ上には上の方がおりますのでね。「私もまだまだだな〜」と反省することも多々あります。
何を言いたいかと言えば、66歳になっても分からないことは本当にたくさん有ります。特に女性の心理とか、シニア夫婦の関係とかかなり不思議です。時々奥さんの地雷をうっかり踏んでしまい大変な目にあったりします。
よくテレビで海外のシニア夫婦なんか「今でも結婚した時と同じように彼女を愛しています」とか「今でもラブラブですよ。ね〜!」とか言ったりするじゃないですか。私はとてもそんな気持ちになれませんね。
40年も夫婦関係を続けているとロマンス的なことはまずありません。日本のシニア夫婦の大半は私と同じじゃないでしょうか。そうですよね?お父さんたち。欧米人のようなラブラブな雰囲気は全くありません。
今
— 野原ひろし (@musashikurosawa) October 20, 2018
「好きだよ」って
10年後
「君を一生愛してる」って
20年後
「あなたが一番だよ」って
30年後
「あなたがいてよかった」って
40年後
「これからも一緒にいよう」って
50年後
「たくさんありがとう」って
60年後
「一緒に天国行こうか」って
そういう 「夫婦」 になりたいよな pic.twitter.com/N2c6BqEdIu
以前の話ですが、亭主関白で有名な九州鹿児島の先輩に聞きました。鹿児島では夫婦で歩く時、本当に奥さんが少し遅れて歩いてるシーンを結構見かけるそうです。「ああ、本当に九州は亭主関白なんですね」と思いました。
でも先輩曰く、あまり調子に乗って威張ってると帰宅後に奥さんから「ずいぶん威張ってたわね」と言われるそうです。「全然亭主関白じゃないじゃん!」(笑)やっぱり奥さんの方がエライんじゃないですか。(笑)
でも外では旦那を立てるなら、男性の操縦法としては上手ですよね。男は馬鹿ですがプライドが高いので恥をかかせるとイジケてしまいます。上手に操れば男性はとても良く働きます。そうですよね?世の旦那さん。
15年位前ですが、当時テレビでも有名な占い師「さかなちゃん」に新大久保で占ってもらったことがありました。彼女が言うに「あなた達夫婦は全然別の方向を向いて生きて行く」と言われました。う〜ん。意味深ですね。
よく聞く話ですが、恋人同士はお互いを見つめ合うが、夫婦は同じ方向を見るものだ。とか言いますよね。ですが私達夫婦は背中合わせで別の方向を見てる有様です。それでも離婚はしませんでした。(笑)
思い出すと夫婦で何かの相談する時は、なぜか車の運転席と助手席で話すことが多かったように思います。向かい合って話すよりもスムーズに話せた気がします。単にドライブが好きだっただけですかね?
時々悩みますが、本来夫婦は同じ目標に向かって共に歩む「同志とか戦友」みたいな関係が理想ですよね。結婚して、子供を作って、家を買ったり、子供を成人させたりと大変です。とても恋心だけでは気持ちが続きません。
奥さん側も10年も経つと子育てが忙しいし、家事もなかなか大変で旦那の事は二の次、三の次になります。この頃になると「愛情」なんてどっかに行ってしまいます。「夕飯はカップ焼きそばね!」(涙)よくありますよね。
つくづく思いますが、「夫婦のことは夫婦以外には分からない」です。仲が良いのか?悪いのか?外から見ただけでは分かりません。夫婦喧嘩の仲裁なんてアホらしいだけです。「アナタに私達の事は分からない」ってなります。
「同志とか戦友」なんて夢のまた夢で、実際にはお互いのストレスと不満のハケ口みたいになっていませんか?話し合うつもりが口喧嘩になってしまいます。この時期は本当にキツイですよ。マジで。
思うんですが、男も女も共通してるのは「快適に暮らしたい」という思いです。長い目で見れば夫婦で暮らすのは結構なストレスです。それなら1人で暮らせば良いじゃん。でも淋しいんですね。誰かと一緒にいたいんですね。
完全に矛盾してます。この状況はかなりモヤモヤしますよね。夫婦が揉めるのは、この「快適さ」を邪魔された時です。奥さんは「アイツのためになんで私が…。」旦那さんは「なんで俺が我慢しないと…。」です。
それでも夜は明ける。それでも何とか乗り越えて30年も経つと他人だった2人はやっと夫婦と言う関係に変わります。これが良いことか私には分かりませんが、若い時よりはストレスが若干減ります。(諦めか?)
くどいようですが、40年夫婦にはロマンスはありません。不満はありますし、未だ「同志とか戦友」にもなれていません。ただ他人ではありません。また相手が考えそうな事はほぼ分かります。
我ら夫婦は、腕も組みませんし手も繋ぎません。奥さんも望んでいないようです。それじゃ何故一緒に居るのか?もはやそれも分かりませんね。こんな記憶喪失みたいな事ってありますか? 理解できない「謎」ですよね。
今日もまた、夫婦の不思議…。男と女の謎…。日常的に続きます。
突然終わる夫婦もいるでしょう。永遠に続くような夫婦もいるでしょう。
幸福に見える。不幸に見える。どちらも同じ夫婦に見えます。
そんな事を考えてると、夫婦の数だけ問題と解決策があるように思えて気が遠くなります。結局、私はなんの意見も言ってないと気付きます。謹んで皆さんにお詫びしたいと思います。
すみませんでした〜。
それでは、また~。
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