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シニアと言ってもオジサンくさい映画ばかりではありません。
「斬新な作品から王道の名作まで」幅広くおすすめします。
今回の映画は見終わった後に「ウ〜ン!」と唸ってしまいました。今まで見た映画のどのジャンルに入れたら良いかで唸ってしまったのです。
最後まで楽しめて、かつ上質なサスペンスなんです。おすすめですよ〜!
それでは、どうぞ〜。
映画「ザリガニの鳴くところ」
WHERE THE CRAWDADS SING 2022年
公式サイト:映画「ザリガニの鳴くところ」
『ザリガニの鳴くところ』
— 流夜 (@quen_12) July 17, 2023
作品の核は犯人探しではなく主人公カイアはどんな人間か?というところだと思う。美しい自然と一体となって生きる彼女を誰も束縛することはできないし、他人が想像できないようなパワーを秘めている。
ハクガンが舞い降りてくるところが美しい!自然や生き物のシーンも必見! pic.twitter.com/wCNI46iViz
< 総合評価・あらすじ >
初めて予告を見た時は典型的なサスペンス作品と思いましたが、実際には新感覚のアメリカンサスペンス映画でした。どのジャンルに入れたら良いか悩んだほどです。
その意味で全く新しいタイプの作品と言っていいと思います。私は原作小説も読んでみたいと思いました。もちろん翻訳本ですが。(笑)
なので、非常に高い評価の4.9です。(5点満点で)
題名の「ザリガニの鳴くところ ~ WHERE THE CRAWDADS SING ~」ですが妙なタイトルですよね~。これは原作小説の題名そのままです。2019年に全米で大ヒットした小説です。湿地帯に対する米国独特のニュアンスを感じます。
映画がめちゃ面白かったから「ザリガニの鳴くところ」の原作もダラダラ読んでるんだけど、主人公が湿地で一人ぼっちなのが辛いのと同時に
— 冷麺 in the Woods (@reimen1004) July 17, 2023
映画では詳細には描写されない、家族との関係や身体の変化、恋愛関係&発情など、湿地が母親変わりだから、野生動物を通して自分を理解していく描写がスゴイ面白い pic.twitter.com/QinNCA03dW
< おすすめポイント >
とにかく湿地帯の映像が美しい。水辺の鳥たち、植物などがとても美しいです。彼女はこの湿地帯から生きることのすべてを学んだと思います。たった1人で孤独に生きて成長したカイア、でも自然と生きるカイアは孤独ではありませんでした。
初めは家族で湿地帯の家で暮らしていました。しかし彼女の両親も兄弟も絶望して、この家を出て行ってしまいます。その結果、彼女は独りぼっちになりました。食用ムール貝を獲っては売り、最低限の収入で生きています。
自然と共に充実した人生を歩むカイア、ある意味で湿地のルールが彼女の生き方のルールとなりました。原作者は「自然を学ぶことは自分を知ること」と語っています。カイアはまさにその通りの大人になりました。
大好きなサスペンス映画『ザリガニの鳴くところ』がアマプラ見放題に来たー!!!!!😭👏✨
— 𝙆𝙞𝙚 ☾ (@kie_movies) June 16, 2023
エンドロールのテイラー・スウィフト様の曲も最高なのでまだ観たことない方はぜひ!!🎬
pic.twitter.com/WgiIgjOxAE
< 印象に残ったシーン >
その「湿地の娘」に殺人の容疑が掛けられ逮捕されそして投獄されてしまいます。街の人々からの差別や偏見、全てにおいて完全に不利な状況で裁判が始まります。カイアは「私は何もしない!」と謎の言葉を言い続けます。
彼女を担当した老弁護士トム、彼は全ての不利を覆すべく動き始めます。しかし住民の偏見は根強く一向に状況は変わりません。「ハラハラ・ドキドキ」の裁判シーンも見応えがあります。
湿地の生き物たちを描いたカイアのイラスト、テイトの助言でイラストを出版社へ送り、その結果高い評価を得ます。その本は大ヒットし、それを見た兄がある日カイアを訪ねてきます。人生が好転し始めます。
【本日映画公開!】『ザリガニの鳴くところ』原作著者のディーリア・オーエンズさんからのメッセージ動画をお届けします✨(こちらは2021年の本屋大賞翻訳小説部門第1位受賞時の動画です)
— 早川書房公式 (@Hayakawashobo) November 18, 2022
週末の映画鑑賞&読書にぜひ! #ザリガニの鳴くところ pic.twitter.com/9EtFz8UlQK
サスペンス映画でもあるけれども、恋愛ドラマの傑作でもあります。そして、壮大な女性の人生ドラマの映画でもあります。裁判で無罪を勝ち取ったカイア。本当に恋した男性テイトと幸せな暮らしを始めます。
そして長い年月が経ち、「湿地の観察者」として独自の研究本を出版して成功したカイア。ある日老女のカイアはボートの上で枯れるように死んでしまいます。遺品を整理するテイトはふと意外なものを見つけます。
< 最後に >
ラストは、あっと驚く「大ドンデン返し!!」です。脚本・ストーリー・映像が織り成す傑作サスペンス映画です。おすすめですよ〜!
それでは、また~。
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